ゲームをエクスポートしてみよう。
さて、これで一旦ゲームが完成しました。現在行っているテストプレイは、あくまでACTION GAME MAKERを通して実行しているものなので、このままではACTION GAME MAKERを持っている人しか遊ぶことができません。
しかし、「エクスポート」という機能を通して、誰でも遊ぶことができるようにすることができます。
Windowsのパソコン用のエクスポートを試してみましょう。
1. メニューのプロジェクトから、「エクスポート」を選択します。
2. エクスポートウィンドウが立ち上がるので、「追加」ボタンでWindows Desktopを選択しましょう。(この画面では6つのエクスポート先が出力されていますが、1.1.0現在でACTION GAME MAKERが正式に対応しているのはAndroid,Web,WindowsDesktopの3つのみとなります。)
3. まず、エクスポート先のパスを指定します。これは出力先となりますが、デフォルトではプロジェクトのres://直下に作成されてしまうので、素材と混ざらないようにフォルダを分けましょう。
エクスポート先のパスの右端にあるマークをクリックします。
4. プロジェクトのフォルダ(ファイルシステムのフォルダ)が表示されるので、右クリックで新規フォルダーを作ります。
補足
エクスポート先は「ファイルシステム」以外の場所を設定することもできます。今回はわかりやすくこのままプロジェクト内に設定しますが、実際はご自身の扱いやすいプロジェクト外のフォルダにエクスポートするのが良いでしょう。
5. exportと名付けてOKをしましょう。
6. 作成したexportフォルダの中身が開くので、ファイル名をtutorialとして保存しましょう。(これがエクスポート時の実行ファイル名となります。)
7. エクスポート先のパスが以下になっていればOKです。
8. 続いて、様々なオプション設定がありますが、Export Console WrapperのみNoとしておきましょう。この項目はデバッグ用のコンソールウィンドウを表示するかどうかを決めるものです。
9. 「プロジェクトのエクスポート」ボタンをクリックしましょう。
10. 保存ウィンドウが現れるのですが、先程指定したフォルダ、実行ファイル名が表示されるので、そのまま保存を押します。
11. 以下のようなパック中という進捗バーが出るので少し待ちましょう。
12. 以下の警告がでますが、無事エクスポートは完了しています。これは、rceditという、実行ファイルのアイコンや制作者名などのデータを保存するための機能が正常に実行できなかった、という警告ですが、今回はそもそも設定していないので問題ありません。
なお、 ERROR: Could not create child process: rcedit export/tutorial.exe --set-icon…というエラーも出力ウィンドウにでていますが、これも同じ内容ですので問題ありません。
エクスポートしたゲームをテストしてみよう
1. エクスポートウィンドウを閉じます。
2. ファイルシステムのexportフォルダを右クリックして、「ファイルマネージャーで開く」をクリックしましょう。
3. Windowsのエクスプローラーが立ち上がり、exportフォルダの中身、tutorial.exeとtutorial.pckという2つのファイルがあるはずです。exeはゲームの本体、pckは実行に必要な素材などが入ったファイルです。
4. tutorial.exeをダブルクリックで起動してみましょう。
Tutorial(DEBUG)というウィンドウが立ち上がりゲームをプレイできるはずです。
これであなたの作ったこのゲームは、WindowsPCがあれば誰でも遊ぶことができるようになりました。誰かにプレイしてもらいたい場合は、tutorial.exeとtutorial.pckを一緒に渡しましょう。