「モジュール」機能とは、ACTION GAME MAKERのヴィジュアルスクリプトの一部を切り出して共有することができるシステムです。
モジュールの作り方
- ヴィジュアルスクリプトを開き、モジュールとしたい部分を範囲選択します。
- 選択したステートを右クリックし、モジュールを作成を選びます。
- モジュールの情報を入力する画面が出るので入力します。
ファイル名(File Name): 必須、ファイルの名称です。
モジュール名(Module Name): 必須、AGMaker内での表示名です。
タグ(Tag): 任意、AGMaker内でのフィルターに使えるタグです。カンマ区切りで複数設定できます。
制作者(Author): 必須、制作者名です。外部に共有する際の表示用です。
概要(Description): 任意、メモ欄です。
- 必須入力欄が埋まっていれば、下部のアラートがすべて緑色になるのでOKを押して作成します。
- 作成したモジュールはC:\Users{User_Name}\AppData\Roaming\Agm\my_modulesに保存されます。
- モジュールはプロジェクトごとではなくPCで共通して保存されます。他のプロジェクトで利用することもできます。
モジュールの利用
- モジュールを使用したいヴィジュアルスクリプトを開きます。
- 下部パネルをモジュールリスト(Module List)に切り替え、取り込みたいモジュールを選択します。
- 選択したモジュールをドラッグ&ドロップでヴィジュアルスクリプトエディターに設置すると、「グループボックス」としてモジュールが取り込まれます。
- グループボックスを展開すると先程のモジュールとしたヴィジュアルスクリプトが取り込まれているのがわかります。
モジュール利用上の注意点
モジュールに保存できないもの
- ステートに設定したアニメーションの情報: アニメーションのデータは別ファイルのため保存できません、ただし、同じ名称のアニメーションを事前に用意しておけば引き継ぐことができます。
モジュールに保存できるが注意が必要なもの
- アクションに設定したユーザー変数/ユーザースイッチ: モジュール内で指定されているユーザー変数/ユーザースイッチが取り込み先のオブジェクトに存在しない場合、自動で新たな変数/スイッチを追加します。
モジュールの共有
外部への共有方法
C:\Users{User_Name}\AppData\Roaming\Agm\my_modulesにある{モジュール名}.tresを渡すことで他の人にモジュールを共有することができます。
RPG MAKER GUILDにも共有専用のカテゴリがあるので活用しましょう。
外部のモジュールの取り込み方法
C:\Users{User_Name}\AppData\Roaming\Agm\other_modules
に保存することで、他の人が作ったモジュールをモジュールリストから利用できるようになります。
モジュールリストパネルのアイコン説明
オレンジ/青のアイコン:RPG MAKER GUILDを開きます。
ファイルアイコン:エクスプローラーでマイモジュールもしくは他のモジュールの保存場所を開きます。
フロートアイコン: モジュールリストをフロートにします。
検索ボックスのソートアイコン: フィルターの方式を、ファイル名かタグかで選択することができます。