マニュアル: MountTarget - IDによるオブジェクトの生成先レイヤーの指定機能

ここでは、バージョン1.0.14より追加された"Object Mount Target"ノードと"マウントID"について解説を行います。

"Object Mount Target"ノードについて

弾を発射(FireBullet)やオブジェクト生成(GenerateObject)で生成されるオブジェクトの生成先を指定するためのノードです。
"Object Mount Target"ノードでは、マウントIDというIDを文字列で指定することができます。オブジェクト生成系アクションで、マウントIDを指定すると、該当する"Object Mount Target"ノードの子としてオブジェクトが生成されます。
例えば、"Object Mount Target"ノードで「ターゲット1」というマウントIDを記入。
プレイヤーの弾を発射アクションで生成先として、マウントID「ターゲット1」を記入すると、この"Object Mount Target"の子としてオブジェクトが生成されます。

カメラの追従ターゲットを指定する"Camera Target Settings"と"Target ID"と同様の指定方法です。

なお、マウントIDを指定しない場合、生成元の属するParallax2Dの子としてオブジェクトが生成されます。

活用例1:UIレイヤーでのオブジェクト生成

UIレイヤーでは通常Parallax2Dノードを利用しないため、UIレイヤー上のオブジェクトでオブジェクトを生成する際には"Object Mount Target"の利用が必要となっています。

活用例2:別レイヤーへのオブジェクト生成

以前は強制的に同じレイヤーにオブジェクトが生成されていましたがこの機能を使うことで別のレイヤーにオブジェクトを生成することが可能となりました。
例えば、背景にある砲台の弾が前面のプレイヤーと同じレイヤーに生成される、といったことをレイヤー移動アクションを挟まずとも実現することができます。

廃止予定のObject Rootノードについて

Object Rootノードは1.0.13以前で利用されたノードです。
"Object Mount Target"同様にオブジェクトの生成先レイヤーを指定するために存在したノードですが、1.0.14以後はParallax2Dで代替できるようになりました。
現在でも動作しますが、廃止予定のため削除を推奨いたします。ObjectRootの子となっているオブジェクトを一つ上の階層、BaseLayer等のParallax2Dの直下に変更していただくだけで動作します。
なお、前述の通りUIレイヤーではParallax2Dがないため、UIレイヤーで生成系アクションを行う場合は"Object Mount Target"をご利用ください。